読書の重要性

地球上には沢山の人がいて、それぞれ異なる経験を積んでいます。
ただ、1人が生涯に経験できることは、時間が有限である以上、残念ながら限られています。

ある人が体験したこと・考えたことを疑似体験できるのが、読書です。

読書をすると、他の人が考えていることを効率的に沢山取り入れることができます。
それによって、自分に無かった新しい発想が出来るようになったり、自分の現状を見つめ直すことができます。
本から学んだことを活かして、より良い立ち居振る舞いを仕事で実践していくことができれば、自分を通じて一緒に働く仲間にも良い影響を与えられるはずです。

一方で、読書をしなければ、自分の考え方や発想を比較する機会が限られ、成長する為のチャンスを狭めてしまうことになるかもしれません。

本を買うという行為は、自分に対する投資です。
偉業を成し遂げた方、一生懸命努力してきた方の本を読むと、本当に感動します。
自分はまだまだ小さい存在なんだと、謙虚な気持ちを忘れずにいることができます。
自分も明日からやってみようと、奮起することができます。
読書は、自分だけでは知ることのできなかった世界を手軽に手に入れられる手段なのです。

ずっと前から社員の皆にも読書の重要性を伝えていますが、現場を見ていると、その時間をなかなか取れていないのも事実だと思います。
ただ、勉強は日々してほしい。読書を習慣化してほしい。
このジレンマを解消するためにも、7月1日から「flier(フライヤー)」というサービスを導入しようと考えています。

このサービスは2600冊以上の”要約”をいつでも読むことができます。
1冊10分程で、著者の伝えたいことを読み取れるので、丸々1冊読むよりも時間を有効に使えます。
本当は自分で購入し、すべて読み切るのが一番良いとは思いますが、当社は若手社員が大半です。
より手軽に、沢山の本を読んでもらえるように、会社の福利厚生として導入したいと思います。

働いていく中で自身の力不足を感じているときに、人から「勉強しなさい」と言われるのは、あまり気持ちの良いものではないと思います。
知識が足りないと思えば、自分で勉強すれば良い。
経験が足りないと思えば、他の人に頼れば良いんです。

有限な時間を有益にするためにも、人から言われる前に自分から学びにいく姿勢を持ってほしい。
自分から学びに行けば、かえって周りが褒めてくれます。
周囲に認められながら、楽しく成長していきましょう。
この制度の導入が、まずはその一歩になればと願っています。